「就活エージェントって、企業紹介や相談・選考対策まで無料でやってくれるみたいだけど、本当に大丈夫?」
毎年、多くの就活生が利用する就活エージェントですが、嫌な噂を聞くこともあります。
でも、就活エージェントを使うことで、効率良く就活を進められたりすることもできます。
今回は、
・就活エージェントのデメリット
・就活エージェントの上手な使い方
について解説します。
執筆者:よんた 19卒・関関同立。 就活前半戦の惨敗をきっかけに就活について研究。本質に気付く。 その後、志望企業から内定を獲得し、現在も楽しく働いている。 現在は、”幸せになれる就職活動”を広めるため、活動再開。 150人以上へのアドバイス実績。電子書籍出版中。
就活エージェントのデメリット

興味のない企業の選考を進めてくる
就活エージェントは、学生を企業に紹介することで報酬をもらっています。
紹介してナンボの商売です。
だからこそ、学生の意向に沿わない企業を追加で進めてくることもあります。
実際に、私の友人は興味のある企業にプラスで興味のない企業の選考を進められていました。
もちろん、進められた企業を気に入れば良いですが、そうではない企業の選考を受けるのは時間の無駄でしかありません。
オワハラをしてくる
オワハラを仕掛けてくるのは、企業だけではありません。
就活エージェントもオワハラの一員です。
就活エージェント経由で内定が出た会社へ就業をごり押ししてくることさえあります。
これも私の友人の話ですが、彼女は就活で苦戦しており、就活エージェント経由1社しか内定がありませんでした。
就活エージェントの担当者はもちろん彼女の現状を把握しているので、「内定を獲得した1社で良いのではないか」と説得のメールを彼女に必死で送り付けていました。
もちろん、彼らもビジネスです。
学生が内定を承諾しなければ、お金はもらえないので仕方ないですが…
つまり…
就活エージェントを利用すると、意思が弱ければ、彼らに人生を決められてしまう可能性があるということです。
興味のない企業の選考を受けるために、時間を無駄にしてしまったり…
意思のない会社への内定承諾を迫られたり…
そんなことになってしまっては、寒いでしょう。
働くということは、自分の多くの時間を会社に捧げるということ。
そんな会社を他人の意志に振り回されて決めてしまうのは、不幸のもとです。
それでも、就活エージェントを使う理由

じゃあ、就活エージェントは使わない方がいいのか? というと、そういうわけでもありません。
就活エージェントを上手く利用すれば、大きなアドバンテージを得ることができるからです。
新たな出会い
就活エージェントを利用する企業は、就活生があまり知らなかったり、そもそも就活サイトで採用募集をかけていなかったりします。
つまり、普通に就活をしていては出会えないような企業が多いのです。
学生には人気がないけど、
・給与や福利厚生も良い…
・知らないけど一部上場
・これからを引っ張っていくベンチャー企業
みたいな企業が就活エージェントを利用していたりします。
実際に、私が就活エージェントを利用した時も、
「こんな一部上場企業聞いたことないけど、めっちゃ優良企業じゃん!」
「最先端を扱うベンチャー企業かっけえ!」
みたいな企業を紹介され、意外と就活エージェント使えるなって思った記憶があります。
リスク分散
学生の多くは、就活サイト経由でしか就職活動をしません。
でもそれは、結構ハイリスクだと私は思います。
なぜなら、就活サイトでは、
・自分の興味のある同じような企業
・就活生に人気がある企業
にどうしても、応募が偏ってしまうからです。
自分がその業界や企業への適性が薄い場合や、倍率の高い企業群ばかりに集中してしまった場合、就活のハードルが上がってしまいます。
だからこそ、就活経路を他に持っておくことが重要なのです。
その1つが就活エージェントです。
フィードバックが受けられる
一般的に、面接で落ちた場合、不合格の理由を教えてもらえることはありません。
ですが、就活エージェント経由の場合は、理由を教えてもらえる場合があります。
なぜなら、就活エージェント担当者と企業担当者間でのやり取りが発生するからです。
不合格の理由を知れることは非常に大きなメリット。
何が悪いのか分からなくなって、思考停止に陥ることが就活では非常に多いからです。
でも、理由が分かれば、それを改善すればいいだけです。
実際に私は、就活エージェント経由で専門商社の面接に挑み、不合格通知をもらいました。その時、不合格の理由として「始終暗く・元気がなかった」と教えてもらえました。
情けない理由ですが、次の面接からは明るさを意識することができ、合格率が格段に上げることができました。
選考対策を受けられる
就活エージェントや担当者にもよると思いますが、選考対策を受けられる場合があります。
就活エージェントも学生に内定を取らせないと報酬にならないので、対策を施してくれます。
利害が一致しているのです。
客観的にESを見てもらったり、模擬面接をしてもらったりできれば、就活全体を通してプラスになるでしょう。
上手な使い方

就活エージェントはメリットだけ享受すれば、最高のツールです。
どうすれば、上手く就活エージェントを使いこなせるか解説します。
きっぱり断る
就活エージェントと付き合う際に、絶対心がけたいのは、“きっぱり断ること”です。
彼らもビジネスなので、自分に必要のない・興味のない求人を紹介してきたりします。
ひどい場合には、半強制的に進められる場合もあります。
だからこそ、そういう時は“きっぱり断ること”が非常に重要です。
自分の時間や人生を他人に支配されてはいけません。
不動産屋のように使う
自分の希望する条件の求人があれば紹介してくれという形を取れば、不必要な勧誘を受ける必要がなくなります。
多くの学生さんは、あやふやな状態や、困っている状態で就活エージェントに相談するため、カモにされるのです。
不動産屋さんに
・希望家賃
・風呂トイレは別か
・最寄駅から何分以内か…etc
などを伝えるように、自分の軸や条件をしっかり伝え、就活エージェントを利用するのも1つの手です。
選考対策を利用
就活は練習や対策をしにくい分野です。
ぶっつけ本番や孤独に就活をやってしまい、後で痛い目を見る学生さんを多く見てきました。
就活は、他者からどう見られるのか知ることが非常に重要です。
自分のダメな部分を修正していくのが一番の就活の近道です。
だからこそ、就活エージェントを対策のために利用するのも1つだと私は思います。
ツールは上手く使おう

どんなモノでもメリットがあれば、デメリットがあります。
就活エージェントも一緒。
でも、デメリットを知っておけば、対処可能になり、メリットだけを享受することができます。
要は自分の使い方次第なのです。
就活エージェントは、効率良く就活を行うためには良いツールだと私は思います。
上手く使いこなして、就活をより良いものにして下さい!
下の記事で、おすすめの就活エージェントを紹介していますので、ご覧ください!

応援しています!
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