ESが通らない。
就職活動の最初のステップがESです。
ここで落ちてしまうのは死活問題。
なぜなら、先にGDや面接が待っているからです。
だからこそ、ESが通らないのはとてもつらいもの。本当に内定がもらえるのか、就活が終わらないのではないかと考えてしまうでしょう。
でも、大丈夫。ESは気を付けるべきポイントを理解すれば、絶対通るようになります!
本記事では、ESが通らない原因とその解決策について詳しく解説します。
執筆者:よんた
立命卒・金融マン。
就活前半戦の惨敗をきっかけに就活について研究。本質に気付く。
その後、志望企業から内定を獲得し、現在も楽しく働いている。
現在は、”幸せになれる就職活動”を広めるため、活動中。
一応、150人以上へのアドバイス実績があり、本も出版している。
(ちょこちょこ読まれてます)
あなたのESが通らない9つ理由
まずは、ESが落ちてしまう主な原因について、解説します。
当てはまっているものがないかチェックしてみましょう。
①文章が読みにくい
前提として、採用担当者は多くのESに目を通さなければなりません。
大企業にもなると何百、何千枚というレベルになります。
だからこそ、一目見て良くないと判断したESを落とすような選考になりやすいのです。
つまり、読みにくい文章であれば、どんなに素晴らしい経験やPRがあったとしても落とされてしまいます。
ですが、自分の文章が読みにくいかどうかは自分では判断しづらいもの。
読みにくい文章の特徴を挙げておくので、セルフチェックしてみましょう。
・一文が長い(40~60字以内が目安)
・同じ文末を3回以上繰り返す(です、ます)
・接続詞が不適切
・同じ接続詞を多用
・漢字、ひらがな、カタカナの比率が悪い(3:6:1目安)
また、自分の文章を音読し、読みにくい箇所がないかチェックすることも大事です。
②文章の構成が悪い

文章構成は非常に重要です。
読みやすい・伝わる文章は、構成を考えて作られています。
どの本にも目次があるはずです。
もちろん読者のためでもありますが、著者が伝わりやすい構成・順序を考えるからこそ、目次が存在するのです。
だからこそ、ESも構成を考え、伝わりやすいものにすることで格段にレベルがあがるはず。
ESには様々な型が存在します。
まずは、1つの型を知り、極めてみましょう。
下の記事でESの書き方について詳しく解説しています。ぜひ覗いてみてください。

③根拠・理由が薄い
ESで大切なのは、主張やアピールポイントではありません。
採用担当者が聞きたいのは、あなたがなぜそう思ったのか・なぜそう考えたのか、です。
なぜなら、そこにあなたの思考や人柄が現れるからです。
だからこそ、主張の根拠や理由が薄いと、あなたが本当にそう思っているのか分からなくなります。
特に重要なのは、理由や根拠を”経験”や”エピソード”から語ることができているかです。
まずは、根拠や理由に説得力があるのか見直してみましょう。
④アピールポイントが合っていない
各企業や職種などによって、求められる能力は違います。
だからこそ、ESで書いている自分のアピールポイントが求められる能力とずれていると、自社への適性が低いと判断されることがあるでしょう。
例えば、基本1人で活動する営業職を志望しているにも関わらず、協調性をアピールするなど。
上記は極端な例ですが、仕事内容とアピールポイントがずれていると
・適性が低い
・自社や仕事内容を理解していない
と判断されるでしょう。
自分のESの内容が受けている会社にマッチしているのかを見直してみることも重要です。
⑤締め切りギリギリ
多くの就活生がやりがちなのが、締め切りギリギリに出すということです。
企業側からしてみれば、締め切りギリギリに出すということは
・あまり志望度が高くないのかな?
・仕事もギリギリでやるのかな?
と考えてしまうでしょう。
また、採用担当者は、締め切りが終わってから全てのESに目を通すわけではありません。
提出されたESから順に目を通していくはずです。
企業側として採用を効率的に行うために、だいたいのES通過者数を決めているのならば、締め切りギリギリがかなり不利なのは、言うまでもありません。
まずは、余裕を持ってESを提出することを心がけましょう。
逆に、誰よりも早くESを提出し、熱意を示すぐらいがちょうどいいでしょう。
⑥文字数が少ない

ESには文字数制限が課されていることが多いでしょう。
制限文字数に対して、少なすぎるのは問題です。
・志望度が低いのかな?
・課題に対してしっかり取り組まない?
厳しい企業であれば、このように判断されてしまうからです。
少なくとも制限文字数に対して9割以上は、書いておきましょう。
⑦字が汚い
最近では、Webで提出することが多いかと思いますが、履歴書など紙媒体での提出を求める企業もあります。
採用担当者は何百枚のESに目を通さなければなりません。そんな中、字が汚ければ、読む気も起らないはず。読んでもらう気があるのかと思うはずです。
当たり前のことですが、字は綺麗に書きましょう。
⑧適性が低い
ESを提出する際に、適性検査がセットになっていることが多いでしょう。
応募者が多い企業であれば、適性検査の結果で足切りをしていることもあるはず。
なぜなら、効率良く採用活動を行わなければ、大変だからです。
また、自社で活躍する可能性が低いという理由もあるでしょう。
ESの内容がいかに良くても、無慈悲に不合格を言い渡される可能性があります。
特に、業界を絞っている就活生は注意が必要です。
適性の低い業界を受けるということは、内定をもらえる可能性が相対的に低いからです。
⑨学歴の問題
最後に学歴です。
企業にとっては、効率的に採用を行うためには、学歴で判断することはやむを得ません。
なぜなら、学歴が高い方が相対的に優秀である割合が高いと考えられるからです。
企業としても、これまで頑張ってきた人か頑張ってこなかった人どっちが良いのか。
答えは明白です。
特に、自分の大学から採用実勢のない企業ばかり受けてしまう場合、厳しいでしょう。
学歴を理由にしてしまうのは簡単ですが、これが現実です。
学歴コンプレックスを抱えている方は下記記事をぜひ読んでみてください。

根本的な解決策3つ

①添削を受ける
自分の文章を客観的に見ることは難しいです。
だからこそ、重要なのが他人に見てもらうことです。
自分は上手く書けていると思っても、他人から見ればデキが悪いというのはよくあること。
まずは、誰でもいいので添削やアドバイスをしてもらいましょう。
一番良いのは、各大学のキャリアセンターです。
費用も無料で、相談に乗ってくれるでしょう。
他には、就活エージェントや就活サービスを利用するなども手です。

②メンターを見つける
就活では、適切なアドバイスをくれる人がいれば心強いもの。
これは、ESの添削だけではなく、自己分析や企業選びにも良い効果があります。
人と話すことによって、新たな気づきがあったり、1人では思いつかなかったような考えが生まれたりするからです。
メンターは、先輩などツテがあれば良いですが、ない人は、下記のようなサービスを利用してみはいかがでしょうか?

③適性を見極める
最後は適性についてです。基本的に私は、適性の高い・向いている仕事に就くべきだと考えています。なぜなら、その方が楽しいと感じることができたり、結果を出しやすかったりするだろうと考えるからです。
一度、自分の適性の高い企業や職業を知ってみるのはいかがでしょうか。
就活でも、適性の高い業界や企業は圧倒的に選考が通過しやすいです。(経験済み)
最近では、「あなたは自社に向いているから選考を受けませんか?」とスカウトが来る逆求人サイトも人気です。

このようなサービスも上手く使いこなし、就活を効率良く行うことも重要でしょう。
毎回、改善していくこと

ESが落ちるのは非常につらいことです。
入りたいと思った会社から門前払いされているようなものですから。
でも、そこで思考を停止してはいけません。
なぜ、落ちてしまったのか、原因を考えましょう。
そして、次に改善して挑む。
これを繰り返せば、次のステップに進めますし、内定ももらえます。
就活では、仕事で必要な改善力が求められているのです。
まずは、通らないのか? 考えぬきましょう。
分からない時は、他人に頼りましょう。
諦めなければ、絶対に大丈夫なので、数か月の辛抱だと思って、頑張りましょう!
応援しています。
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